ホイルベースの話

毎月じつに多くの自転車月間誌が本屋さんに並びます、そして豪華なカタログやインターネットのおかげで簡単に自転車についての情報を得ることができる時代になりました、以前はほとんど見る事の無かった月間誌ですが最近は新情報にも乗り遅れまいと雑誌に目を通す機会が増えてきました。



各メーカーのカタログや月刊誌の謳い文句に各種カーボン素材の他に(爆発的な加速)とか(抜群の振動吸収性)という記事が良く目につきます、しかし意外にもほとんど触れられていない大切な事が一つある事に気がつきました、それは(ホイルベース)なのです。



下の写真左はピストバイクのホイルベースを目いっぱい伸ばした状態です、このハブ軸の位置で自転車に乗ってペダルをグイグイ踏んでみるとハンガーの部分が左右にたわむのが良くわかります、しかしそれが嫌な感じかと決してそんな事はありません、このリズムに乗ってどこまでも行けそうな心地よい感触なのです、そして縦方にも柔らかくなる事がハッキリと分かります、細かい段差など気になりませんいわゆる(抜群の振動吸収性)というやつですね、そして長いホイルベースのおかげで高速が維持し易い(失速し難い)のです。
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そして次の写真は同じフレームでホイルベースを一番短くセットした写真です、上の状態から約2センチ、ホイルベースが短くなりました、この位置で同じようにペダルを踏み込むとこれが同じフレームなのか?と思うほどあまりのフレームの硬さに脚が跳ね返されてしまいます、そして路面のデコボコをモロに拾って自転車が常に揺さぶられているような感覚になってしまいます、しかしダッシュを試みると一切のロスがなく前へ進んでくれます、もちろん脚にもよりますがいわゆる(爆発的加速)というやつですね、でも常に揺さぶられるという宿命のため自転車が失速し易いのです、そしてやがてガックリとヘタレてしまいます、これは業界用語で(黄金のタレ)と呼ばれていました。
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もちろんこれは鉄の自転車の話です、最近は上質なカーボン素材を使ってメーカー側も日々研究はしているとは思いますがやはり剛性(加速)と乗り心地(振動吸収)とは反比例してしまいますよね、ロードバイクはピストバイクとは違いホイルベースを変える事はできませんがホイルベースの違うフレームを選ぶことはできます。





下の写真はメーカーのカタログには必ず載っているサイズ表です、まずフレームを選ぶ時は(2)のサイズを目安しますが機会があれば(7)にも注目してみて下さい、たとえ同じメーカーの同じ(2)のサイズでも車種によって(7)は変えてあるものありますからガンガン走りたい人は短めを、またマイペースで長距離を目指したい人は長めというように目的に合った自転車を選ぶようにするとよいのではないでしょうか。
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No title

勉強になります! 

No title

興味津々です。
素人でもわかりますかね?

ホイルベース

ホイールベース測ってみました

ピスト 950mm
クロモリロード 980mm
ピストの踏んで前に進む感じが良いです

タイレルFX(20インチ折りたたみ小径車) 1055mm
ダホーンベクターX10(20インチ折りたたみ小径車) 1025mm
タイレルは乗り心地が良いですが
ダホーンはかなりクイックで乗りにくい感じです
折りたたみ方法はダホーンのほうが簡単です

自転車 同じようでいろいろ個性があるようです
勉強になりました
プロフィール

しぇいご

Author:しぇいご
30年間の競輪選手生活を終え、鯖江市柳町に自転車屋を開業しました、まだ分からない事ばかりですが宜しくお願いいたします。

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